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Misson for Life Island clinic minimally invasive surgery center. since 2003 
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Laparoscopic Treatment of SMT of Stomach

病胃粘膜下腫瘍の腹腔鏡下切除法 4つのパターン分類

Technique "Novel Resection SMT"

胃がんの多い我が国では健診で胃カメラを行う頻度が他の国に比べてかなり高いため、無症状の胃粘膜下腫瘍が見つかることがかなり多くなっています。胃がんと違い、胃カメラでその本体を捉えることができないばかりか、確定診断を得るための生検も普通にはできません。そのため腫瘍がそこにあることは分かっていてもその腫瘍がどういった振る舞いをするのかを予測することが困難です。外科手術がまだ腹部を大きく切開する時代は5cm以上は切除、それ未満は経過監察というようにしていたようですが、5cmには大した意味はありません。現在でもガイドラインによれば2cm以上5cm未満は腹腔鏡切除、5cm以上は開腹手術と謳われていますがその根拠も実は明らかではありません。腹腔鏡手術が安全に行えるのであればサイズは関係ないと思っています。原則は決して腫瘍を播種させないこと、切除断端を確実に陰性にすること。そして、胃がんと違ってリンパ節郭清の必要性はないので胃の機能を最大限に温存すること。そのためには敢えて大きくなるまで『経過観察』する意味はほとんどないと思っています。特に噴門にかかるようなものは切除が容易なうちに切除したほうがいいと思います。ただ、噴門側胃切除や胃全摘は問題外、というか最終手段ですね。胃粘膜下腫瘍はサイズよりもむしろその形態や、発生した場所によってもっとも適切な切除方法を開発すべきだとおもいます。ここには僕が考える4パターンによる切除をそれぞれ1分のビデオで示します。簡単そうですが多くのコツがあるのでよい子は真似しないようにしましょう。


K、。

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